ATTENTION この作品は2000年10月8日に池袋にて開催された TOMY主催の大ZOIDS展のコンテスト(一般電動部門)で 『グランプリ』を受賞しました。 |
オティカさんが製作された、「ライトニングサイクス」の改造機です。やはり、一目で惹きつけられるメタリック塗装が素晴らしいです。まるで別のゾイドみたいです。そして、背中のオリジナル武器と本体とのバランスがよく取れていて、製作者のセンスの良さが伝わってきます。
以下は、オティカさんによる改造ポイントと機体設定の解説です。
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>改造箇所
本体はほぼ素組みで、頭部バルカン砲のディティールアップや外装のパーティングライン消しぐらいです。今回の改造ポイントといえるものは背面のオリジナルブースターパックとガトリング砲です。
ブースターパック本体はエルガイムの輸送ユニットを加工したものを使用しました。サイクス本体との接続はムンベイグスタフのおまけのエレベータの支柱を切り出したものを使用しました。幅がちょうどよかったのでお勧めです。
ガトリングは砲身は2ミリプラ棒と3ミリプラパイプを束ねたものを使用し、基部はMGザクのバズーカを加工しました。ジョイントはポリ関節を入れているため自由度はかなり高いです。
反対側のセンサー部はジャンクパーツの組み合わせ。また、全体にコトブキヤのプラユニットを使用してディティールアップしました。
塗装はホワイトを混ぜた銀を全体に吹き、赤い部分は上からクリアレッドを吹きました。また、紫の部分はクリアレッド、クリアブルー、クリアイエローの混色を使用しました。
>機体設定
ライトニングサイクスにセイバーD+と同様の対ビームコーティングと出力強化を行った機体。通常のライトニングサイクスを上回る機動性を持つものの、扱いは非常に難しい。
コーティングを有効活用させるため、一部の装甲の面構成を曲面に変更しビームを跳弾させる効果を高めている。
<ガトリングパック>
ライトニングサイクスD+用に開発されたオプションパック。
素体となるブースターパックと選択装備のハイブリットバルカンからなる。
・ブースターパック
ブースターパックはD+の対ビームコーティングを有効利用するために通常装備のブースターと異なり背面に密着するタイプで、噴射口は開閉式になっている。そのためステルス性も強化されている。側面にもスラスターを配置することで高速移動時の横へのスライド移動が可能となった。
また、ブースターパックには高性能センサーユニットが内蔵されており、通常のサイクスを上回るセンサー有効半径を持つ。そのためオプションをガトリングからチャフディスペンサーとスモークディスチャージャーに変更し、偵察用としても使用が可能となる。ほかに対空ミサイル装備タイプなどもある。
・ハイブリットバルカン
旧大戦時のダークホーンの主装備であるハイブリットバルカンをベースに小型化させたもので、リニアバレルによってディオハルコン製の弾丸を連続射出する。リニアバレルを使用するため発射時の反動は無く、そのため高速移動に支障をきたすことが無い。
ディオハルコン製の弾丸は命中時にエネルギーを開放するため、ライガーシリーズなどのようにエネルギーシールドを装備した機体を相手にする戦いにおいて、シールドを貫通した後にエネルギーを開放するので有効と考えられ開発された。
通常の弾丸も使用することができ、実際はシールドを貫通させるための特殊鋼弾などを混ぜて使用される。
通常装備であるパルスレーザーライフルに比べ、エネルギー消費が少ない点が優れ、その分だけレーザーファングの出力を強化することができる。
・使用
バルカンパック装備タイプのサイクスは主に山岳地帯など通常の重砲型ゾイドが入ることができない地点においての火力を埋めるために使用される。光学迷彩との併用によって、敵に察知される前に攻撃することができるため威力偵察任務においても成果を上げている。中にはバルカンの破壊力をもって対高速ゾイド戦用に使用するパイロットも存在する。
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製作&画像提供:オティカ(http://zephyr.vis.ne.jp/otika/)