レオブレイズGTR LM
LEOBLAZE GTR "Limited Model"

レオブレイズGTR LM

■BZ-001-GTR レオブレイズGTR

軍用ゾイドとして開発されたレオブレイズの基本設計を流用し、民生市場向けに新たに設計、生産されたスポーツゾイド「レオブレイズGTR」に、更なるスペシャルチューニングを施した機体――それが、この「レオブレイズGTR LM」である。

レース参戦を視野に入れ、安定した高速走行性能や高い旋回性の獲得に重点が置かれた本機は、「GTR」よりも多くの空力付加物を装備している。それらを効果的に用いることで、高速走行時の安定性を得ようというのである。これは、陸戦用ゾイドではあまりにもデリケート過ぎるという理由から、ごく一部の機体に採用されるに留まっていたアイデアの有効性を実証しようという試みであり、ゾイドコアの出力以上の性能獲得を目指す、野心的なプランでもあった。

「レオブレイズGTR LM」は、合計10体が限定生産された。そのうちの7体は、実際にゾイドレースにエントリーし、Sクラス(小型ゾイド用のレースカテゴリー)において、上位の成績を収めている。レース関係者によれば、空力を応用した設計よりも、パーツの組み替えが容易なBLOXシステムで機体の基本フレームが構成されているため、整備性が高く、各部パーツのアップグレードが容易であるという点が、参加チームの間で評判になっているという。

開発元のZOITEC社によれば、今後もBLOXシステムを応用したスポーツゾイドを開発していきたいとのことで、ユーザーからの意見を広く募っていく方針であるという。