■機体説明
共和国軍が制式採用した、全く新しい戦闘ゾイド――BLOXシステム。その開発初期段階で考えられていた水中戦闘仕様の機体が、このブルーエッジである。水の抵抗を低減するために、丸みを帯びた流線型の頭部およびコクピットブロックを採用。主機のイオンブースターに加え、4基のハイドロスラスターを搭載し、水中における最高速度はハンマーヘッドをも凌ぐ。基本的に、水中格闘戦に主眼を置いて開発された機体ではあるが、オプションの魚雷ポッドの装備により、雷撃戦にも対応可能となっている。最終的には、より汎用性に優れたモサスレッジが採用され、水中戦に特化した本機の実戦配備は見送られた。
魚竜のイクチオサウルスを、ブロックス風に仕立ててみました。モサスレッジの前段階にあたる試作型ブロックスという設定で、あえて武装はつけていません。というか、武装をつけると、折角のイクチオサウルスのイルカ然としたフォルムが台無しになってしまうような気がしたので……。
カラーリングは、水中専用ということもあって、何の捻りも無くネイビーブルーです。実際の製品みたいに、青一色で塗りつぶしてやろうかとも思ったのですが、さすがにそれはマズいだろうと思い直し、インテーク部分は警戒色の黄色、フィンはグレーとしています。なお、チャームポイントはつぶらな瞳であります(笑)。
今回やってみて思ったのですが、このブロックス風味のアレンジというのは、無数にバリエーション展開が出来そうですね。SSゾイドとは違って、ブロックというデザイン上の制約が存在することが、かえってこのシリーズの可能性を広げてくれそうな気がします。自由な組換えが可能なゾイド――というコンセプト自体は、それなりにニーズがあったわけですから、ブロックスシリーズがコケたら、これはもうトミーの責任ですよ(笑)