■機体説明
共和国軍が沿岸警備用に開発した水陸両用ゾイド。水深150メートル以内の浅海から沿岸部の陸上までを活動範囲としており、その外観に似合わず、水陸で極めて優れた機動性能を発揮する。偵察および警戒活動を主任務とするという性格上、敵ゾイドとの直接戦闘は苦手としている。せいぜいSSゾイドか、コマンドゾイドを相手にするのが精一杯である。もっとも、本機の索敵能力が高いため、重大な戦闘に巻き込まれるケースは殆ど無いというのが現実である。
今回は、カエル型ゾイドにチャレンジしてみました。といっても、これまでにもカエルをモチーフに取ったゾイドが無かった訳ではありません。ゾイドシリーズの最初期(いわゆる、メカボニカ時代)に、「アクアドン」という水中用ゾイドがリリースされています。……まぁ、まず復活しないでしょうけど(^^;
ともあれ、コマンドウルフ→ケーニッヒウルフ、のように、過去の製品と同一モチーフを取りつつも、新コンセプトを盛り込みながら、新しいデザインとして提示するというのは、ゾイドでは決して珍しいことではありません。そこで、実に身近でありながら、とても魅力あるカエルというモチーフを使い、私なりのカエル型ゾイドを考えてみることにしました。
モチーフになるべく忠実でありたいと思ったので、無動力ゾイドという想定で描いています。「メガレオン」で見られたクリアパーツの大胆な採用は、個人的に気に入っていたので、クリアブルーとライトグレーのツートンを基本としました。それと、「ゾイド24」のデザインも多少は意識しています。
カラーリング面では、後肢のハイドロジェットエンジンのインテークに警戒色の黄色を配し、アクセントとしました。出来上がったものを見ると、何だか妙にあっさりしているのですが、ここに辿り着くまでは結構苦労したんですよ(笑)。