■機体説明
ウルトラザウルスに代わる旗艦ゾイドとして、共和国軍で開発が進められている大型戦闘ゾイド。最新の電子装置とセンサー類を搭載し、指揮通信及び索敵能力はウルトラザウルスのそれを上回る。あくまでも、移動司令部としての役割を担うためのゾイドではあるが、胴体上部のハードポイントに様々なオプション兵装を装備することが可能となっている。また、ゾイドコアの出力も非常に高く、見かけほど鈍重ではないようだ。
もうウルトラザウルスは一体しか残っていない――という設定は、個人的にとてもショックでした。なので、ウルトラザウルスそのものではなくても、それに代わる大型ゾイドがあったら、それはどんな感じになるだろうか?という発想から、今回、アパトサウルスをモチーフとしたゾイドを考えてみました。最もポピュラーな竜脚類だろうということで、アパトサウルスを選んだだけなので、あまり深く突っ込まないように(笑)。
全体的なスタイルは、新解釈の竜脚類の復元図を踏襲するようにしています。長い頸はまっすぐ前に向いていて、尻尾も地面についたりはしません。そのため、全長がかなり長くなっています。もしも、1/72スケールで立体化したら、かなり場所をとるであろうことは間違いないですね(^^; イラストだけではサイズがわかりにくいと思いますが、各部のポリキャップをひとつの目安としていただければ、おおよそは掴めるかな、と。……結構大きいですよ。
武装面では、基本的に内蔵火器というものがありません。よって、背中のハードポイントや、尻尾(あるいは頸)の上にオプション兵装を搭載します。今回のイラストでは、背中に長射程のリニアレールキャノン(×2)と戦場監視用レーダーを装備し、尻尾には対空機関砲を載せています。レーダーの代わりにキャノンを2門くっつければ、重砲仕様になりますし、砲の代わりにロケットランチャーを装備して、対地攻撃仕様にするというのもありだろうと思います。
基本的に、乗員は三名。パイロットが頭部コクピットに搭乗するほか、二名が胴体内部に搭乗します(マッドサンダーみたいな感じで)。胴体部分に搭乗する乗員に対しては、胴体前面の複合センサーと、最上部に設置されたセンサーマストから得られた情報が提供されます。また、胴体の下半分には完全武装の兵士が10名(くらいかな)乗れるだけのスペースがあります。その空間を有効活用することで、多様な作戦行動に対応できるという設定です。