ガンスナイパー改 ビヨンド
(ベロキラプトル型)

GUN SNIPER CUSTOM “BEYOND” (VELOCIRAPTOR TYPE)


ガンスナイパー改 ビヨンド:飛行ユニット装備型

オティカさん製作による、ガンスナイパーのカスタム機です。主要な改造ポイントは、関節の可動と用途に応じて換装可能な兵装システムということになるのでしょうか。アニメ「ガサラキ」に登場したTAやMF、小説「ザ・サードIII」に登場した対戦車ヘリ「タンクキラー」がイメージソースとのことなので、それらをご存知の方は、下記の解説も理解しやすいかもしれません。

ちなみに、「ビヨンド」という名前は、昨年末から製作し、年明け早々に完成した――つまり、世紀を越えたということに由来するそうです。つまり、"Beyond the Century"ということですね。

以下は、オティカさんによる機体解説です。

■主要装備

素体/
通常のガンスナイパーと大きく異なる点は脚部の間接の変更と、装甲の軽量化、稼動範囲の拡大、スラスターの追加で、これらによって素体だけで通常のガンスナイパーのブースター起動時と同等の加速力を持つと共に、高い機動性を両立させている。

>頭部・・ギガンティックトゥース
通常のガンスナイパーを遥かに上回る展開をする大顎。小型ゾイドのコックピットやコアを噛み砕き、大型ゾイドの武器を破壊する。
>腕部・・マルチホールドアーム
前腕は手持ち式の武装を用いるため非常に器用であり、その代わり殴り合いを行えるほどの強度は無い。そのため、白兵戦時には成型炸薬を仕込んだナイフなどを用いる。
>脚部・・アンカークロー
かかとの部分につかされたアンカークローを展開させることで、脚部を大型の白兵戦用クローアームとしての使用が可能。間接構造の変更によって体の前面に展開させることができ、空戦オプション装備時に恐るべき戦闘能力を発揮する。また、このクローアームで相手を固定し、ギガンティックトゥースの攻撃へと繋げる事が多い。
また、かかとのクローはそのままアンカーとして使用し、射撃時の安定性を上げ、大火器の使用が可能となる。
>尾部・・ワイヤーアンカー射出装置
尾部にはスナイパーライフルに替わり、杭状の先端部をもつワイヤーを発射する装置が装備されている。先端部は折畳式の爪があり、掴むことができるほかに、杭を打ち込んでからその中で展開させることで抜けなくさせることができる。
本来はホバリング移動時の急制動、方向転換などを目的に装備されたものだが、攻撃に用いることが出来、これによって速度に勝る敵飛行ゾイドに取り付き格闘戦に持ち込む。
市街戦では建築物に打ち込んで縦方向の移動に用いることもある。
>胸部‥二連装バルカン
胸部に60ミリバルカン砲を二門装備している。通常のガンスナイパーのバルカンに比べ口径は小さいが、特殊弾頭を使用しているため貫通力は勝っている。
弾槽は胸部に内蔵されていてそこから給弾される。

リニアレールライフル/
小型レールガンで手持ち式の銃の形をしている。手持ち式であるため弾槽の交換によって弾種の交換が容易に行うことができる。

八連ミサイルランチャー/
オプションとして脚部付根のハードポイントに接続される。
基本的にはシールドライガー用のミサイルランチャーであるが、地上、空中どちらでも使うことができるように改良されている。

飛行ユニット/
ウィングとブースターからなるユニットでこれを装備することでビヨンドは真の能力を発揮させることができる。
マグネッサーウィングは空戦専用ゾイドに比べ翼面積が少ない。そのため推進力をブースターで補う方式となっている。

>可変式マグネッサーウィング
通常のマグネッサーウィングと同じく電磁反発による揚力の発生によって飛行する。また、高速飛行形態時には翼形状から高空力学的な揚力を得ること出来、その分を推力に用いることができる。
ジョイント部は自在に動き揚力を調整するとともに、常に最適な角度をとることで機体を安定させる。また、折りたたんだ状態でも動きを阻害することはない。
>ジェットブースター
背面中央に装備されたもので、これによって推進力を得る。サブスラスター、マグネッサーウィングによる推力を併用することで亜音速までの加速が可能。音速を超えることは推力的には可能であるが、機体形状と機体強度の都合上不可能と思われる。
被弾時には切捨てる事が可能。
>使い捨て式ロケットブースター
緊急加速用のブースター。これによって直進移動能力が上昇する。

専用ワイルドヴィーゼルユニット/
通常のガンスナイパーのオプションであるワイルドヴィ−ゼルユニットの使用が可能。この機体専用のものはブースターの推力の増強がなされている。
また、アンカーによる固定能力が強化されているため、装備されている砲の破壊力が大きいものに換装されている。
大型アンテナによって電子戦用ゾイドとデータリンクを行うことで精密な間接照準が可能となる。

無人ゾイド「スカウターダイル」>Click!
小型ゾイドを無人機に改造したもので、大型センサーとミサイル、機銃を装備し、マグネッサードライブによってホバリングする。
これによって、ビヨンドが直接入ってゆくことができない建築物内の様子を探ることや、データリンクによる間接照準などに用いられる。

■機体解説

ビヨンドは地上戦用ゾイドであるガンスナイパーをダブルソーダーのような対地攻撃用飛行ゾイドへと改修する目的で、旧大戦時における改造ゾイド「ガブリエーレ」を参考に開発された。
主な変更点は飛行用のマグネッサーウィングユニットおよび加速用のジェットパック、複数の姿勢制御スラスター、脚部の形状変更である。
ガンスナイパーはもともとブースターによってホバリングすることができるゾイドであったため、飛行能力の追加は簡単で、バックパックにマグネッサーウィングを装着することで事がたりた。しかし、初めから飛行目的で開発されたゾイド(例えばプテラス)などに比べると加速性や安定性などは劣った。それの解決策として追加のジェットパックやスラスターを追加し、それによって補うという形をとることにした。そのため巡航速度は完全な飛行ゾイドには劣るものの、瞬間的な加速や急な姿勢制御において優れ、複雑な建築物が存在する市街地での戦闘に向いた。
光学迷彩を装備しているため、これと併用することで威力偵察任務にも利用される。
欠点は空戦、陸戦両方のゾイドに熟練したパイロットでなければ扱うことができないことで、そのため生産台数は少ない。また、飛行化に伴い装甲がやや少なくなったため防御力の低下もある。また、火力の低下も欠点といえるが、これに対してはオプションによって補われる。

製作&画像提供:オティカ(http://zephyr.vis.ne.jp/otika/


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