ムラさんの製作されたオリジナル改造ゾイドです。ガンスナイパーをベースにしています。ガンスナイパーの試作機という設定を持ち、随所にムラさんの工夫の跡がうかがえる作品です。既に他のウェブサイトで公開されているので、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。個人的には、その格好良さ、そしてデザインコンセプトに強く惹かれました。
「グランド インパクト」でレブラプターの登場を予定していたことから、共和国サイドにもそれに対抗するような華が欲しいと思い、ムラさんに直接お願いして、小説への登場が実現しました。改めて、感謝いたします。
以下は、ムラさんご自身による機体解説です。
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頭部/
コックピットハッチは、装甲で被弾に強くなった変わりに視界が狭く、視野を確保するためにカメラ等を介してスクリーンで外界を覗きますが、故障も多くて前線の兵にはあまり好まれませんでした。
古い兵ほど直接視認することを望み、ペリスコープ(戦車の潜望鏡)を使用したようです。
小休止の際でも、ハッチを開けての行動は狙撃を誘い、損傷のないまま機体を鹵獲される恐れがあるので厳禁とされていました。
武装/
もっとも多く運用されたのが、40mm機関砲を搭載した型です。
中央に並列してドラム式マガジンを積み、給弾ベルトで機関砲に弾を供給します。
開発過渡期の光学兵器に比べ、前線での故障も少なく整備も簡単で兵に好まれました。砲は360度旋回、45度の射角を確保できるため、近距離での対空防御も行うことが出来ました。
戦法/
通常は3機単位で行動し、攻撃時は3機×3の9機編成で作戦を実行しました。
俊足を活かして接敵し、撃ち、離脱、を繰り返す、典型的なヒットアンドゴーで重ゾイドにも群れとなって互いに援護しつつ執拗に攻撃し、恐れられました。
ただ、装甲は非常に弱く帰還率は悪かったようです。
後に脚部の構造見直しと、武装の強化、頭部の改良を経てガンスナイパーの名で運用されました。
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……ただし、例によって例のごとく、私のオリジナル設定がかなり入ってきますので、作中の描写とは異なってくると思います。あしからず (^^;
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製作&画像提供:ムラさん(http://www.h5.dion.ne.jp/~m3studio/zim3_main.html)